38歳某独身男性に
『男はみんな女子高生が大好きだ。憧れとかじゃなくて女子高生は神なんだ』
とさんざん刷り込まれマインドコントロールされてきましたが
先日
38歳某既婚男性に
『さすがに女子高生とか狙っちゃう男は気持ち悪いよ犯罪じゃん』
と言われてあっさりマインドコントロールを解かれた長女です。
一応私も10年前は女子高生でした。
そんな10年前の、華やかでも可愛くも爽やかでもなかった私の青春だったのが部活動で
中学校当時に打ち込んだ吹奏楽を高校でも続けようと思ったらまさかの吹奏楽部がなかったパターンで
そういった訳で私の青春はオーケストラ部でした。
中学からずっと良くしてくださってた先輩と同じパートに入れて、
先輩も同学年の友達も皆濃い子ばかりで、
中学校の吹奏楽部で顧問に受けてた陰湿ないじめを笑い飛ばせるほどそういったものが一切なくて、
顧問の先生も、今でも家族総出でだいだいだいすきな程素敵な先生だったんですから、楽しいに決まってるじゃんバカー!
そんな顧問の先生
愛称まーくん
ちょっと前に母校から異動されてしまったのですが、先日お会いした際に
『今いる高校のオケ、上手いよ!皆いい子だし!聴きにおいで!』
と、なんだか久しぶりに会った元彼に今の彼女とのノロケ話をされた時のような素直に祝福できない嫉妬に似た複雑な感情を孕ませる発言をされまして。
…いや経験ないですけど。
で、お休みを頂いて一昨日は10年ぶりに高校オーケストラの県のコンクールに行ってきました
総合文化祭略して総文祭というこの場、
部員として壇上に上がったことはあっても客席から観るのは初めてです
随分暗い写真になってしまいましたが、会場のエントランスを入るとバブリーなシャンデリアがお出迎えしてくれる宇都宮文化会館
一緒に行った三代目女将と大人しく席についてプログラムを見ていると、この日の出場校の演奏曲目の中に長女のトラウマ曲を発見
プロコフィエフ作曲
バレエ組曲ロミオとジュリエットより
『モンタギュー家とキャピュレット家』
これね、
曲名だけ聞くと知らない曲と思われるかもしれませんが恐らくほとんどの日本人が聞いたことのある曲です
Youtube
この曲を高校に入学した年夏の全国大会で演奏したのですが、何故かサックスのソロを任された私は全国大会の場でやらかしたのです
これ以上はもう聞かないで・・・・・
秋の大会ではリベンジを果たしたものの、未だにこの曲を不意に耳にすると心拍数が急上昇してしまう長女
このドキドキが恋ならいいのに
とか思うのです。
嗚呼カッサカサのアラサー・・・・
いやいや、我々にとってのメインはまーくんの指揮を振る姿&まーくん率いる某高校の演奏ですからね
まーくんのお尻を観に行ったのですからね!!
変態ですね。
違いますよ。
いや違わないけど違いますよ。
これ以上続けると小野崎太鼓店のイメージダウンに繋がる恐れがあるので言いませんよ。
母娘でそわそわしながらまーくん達の出番を待ちます
どの高校の演奏も、少ない練習時間に頑張りました的なものが垣間見えて聴きながら当時を思い出したりしました
そして待ちに待ったまーくん(とまーくん率いる某高校オーケストラ部)の登場です
ちょこちょこまーくんの元に遊びに行っていた私と違って母は実に10年ぶりのまーくんで
久々に憧れていたアイドルのコンサートに行ったオッサンてきっとこんな感じ、と内心思うほどロングタイムノーシーまーくんに大興奮してました
そして演奏が始まります
自分自身がオーケストラ部の一員だった高校生当時も、大人になってから妹たちの吹奏楽やオーケストラの演奏を聴いていても、『学生だもんしゃーないよね』という失礼な感想を抱く完成度だったのですが、この日のまーくん率いる某高校オーケストラ部の演奏はお世辞抜きで素晴らしかったです
私以上に語彙力&表現力に乏しい母・三代目女将も
『ただ譜面を追うんじゃなくて部員ひとりひとりがちゃんと音楽を奏でていたね・・・(震)!!』
と娘の私もびっくりするくらいイイ事言ってました
おかーちゃんどーした!
皆さんの演奏の素晴らしさは勿論なのですが、
指揮を振っているまーくんは後ろ姿からしてもとてもイキイキしていて楽しそうで
元彼とそいつの今の彼女のラブラブデートシーンを目の当たりにしてしまって、幸せそうな二人の姿を美しいと思いながらも心の奥のどこかでうちひしがれるあの感覚を覚えましたね。
まーくんも部員の皆さんも、出場した全ての皆さんお疲れさまでした
素晴らしい演奏をありがとうございます
帰りは母と二人で宇都宮高校そばの正嗣で餃子デートしてきました
背後に行列ができていたので変顔も控え目です
ていうか変顔なんてしなくてもアラサーのすっぴんてだけで充分過ぎるほどグロテスクでしたねすみません
餃子を食べている間もしきりに
『まーくんだからあの学校の生徒さんたちもあれだけの演奏が出来るんだろうね、本当にいい先生に教えてもらってたね~』
としみじみ繰り返す母
それに同調しながらも脳ミソは
『あんないい彼とあんたどうして別れちゃったの、あんたには出来すぎた人だったけど本当に勿体ない・・・』
と勝手に変換作業してくれちゃってて何故か失恋の古傷がチクリと痛んだようなそんな1日でした
ってそんなほろ苦い恋愛してねーわ私
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複雑な感情と共にオーケストラを聴きにゆく
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